組織

2020年4月にグループ全体の持続性あるDXを推進するDXプロジェクト推進室を新設し事業のデジタル戦略を今後の成長戦略の柱に位置づけました。
DXビジネス変革委員会を設置し、カイゼン活動をベースにグループを横断する社長直轄のDX重点プロジェクトを選定して変革を推進します。

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DXプロジェクト推進室発足!
カイゼン×デジタルテクノロジーによる「TEPCO DX」を推進!

東京電力ホールディングスは2020年4月、「DXプロジェクト推進室」を立ち上げました。そのミッションは、人財や組織・業務プロセスまでを変革させ、データとデジタル技術を活用して「お客さま目線」と「カイゼン」を主軸に東京電力グループの新たなバリューチェーン構築により価値を創造していくこと。担当メンバーに、これまでの歩みと手応え、今後の展望を聞きました。

組織文化の醸成と人財育成

2021年度のシステムおよびDX研修には延べ2,500名が参加し、データサイエンスやAI・デジタルテクノロジーはもちろん、変革マインド醸成や社内コミュニティ形成を行い、職場での実践につなげています。また、高度なスキル習得を目的とした、データ技能分析コンペ「DATA QUEST」を開催し、約420名がチームを組んで参加し、分析精度を競い合いました。2022年度からは、「カイゼン×デジタル」による事業構造変革を加速するため、全社員を対象としたデータやデジタル技術のリスキリング、マインドセット研修によるDX全社員化に取り組んでいます。

挑戦し続ける組織文化の醸成(DX全社員化)

全社的なデジタルリテラシーの向上にくわえ、失敗を恐れず挑戦し続ける職場風土の醸成により、組織のアジリティを高め、社員一人ひとりの意識変革と行動変容を実現します。
DX全社員化の推進役として、各組織に「DX推進者」を設置し、DXプロジェクト推進室との連携により、現場起点のアイディアを発掘、具現化します。

DX人財の育成・確保

従来型社員研修のカリキュラムを強化するとともに、社員自らが自律的に学ぶことのできるラーニングプラットフォームを整備します。また、社員一人ひとりの知識・スキルレベル・実務経験等を把握し、研修と実践配置とをバランスよく行うことにより、2025年度までに約6,000名のDX人財育成をめざします。
難易度の高いDXプロジェクトの成功率を高めるため、既存社員の人財育成にくわえて、キャリア採用や社外とのアライアンス提携を行うことで、高度な専門知識を持つエキスパート人財の確保を強化します。

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DXを用いた変革を推進できる人財の育成プログラム

DX活動、ビジネス変革を担う人財についてはステップごとの体系化した研修プログラムを整備し、変革に取り組める「人づくり・仲間づくり」に力を入れています。

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DX人財のコミュニティ構築

DX研修修了生やデータ分析人財が会社や部門を超えて同志がつながり、対等かつ平等に対話ができるコミュニティを構築。新しいアイデアの創出と仲間づくりを意識した活動の場として活用しています。

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DXday

グループ企業であるテプコシステムズに開設したインキュベーションセンター「tepsyslabs」は、2021年度に3周年を迎えました。
DXとは何かを1日の中で考え、DXの価値や取り組む意味について、参加者全員が感じ、考えられる場としてDXDay2021を開催しました。
今後も東電グループが一体となって本格的にDXの取り組みを進めていきます。

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オープンイノベーション

東京電力グループは、グループ全体でオープンイノベーションの取り組みを進めています。

垣根のないイノベーション活動で社会的価値と経済的価値を創出

新たなビジネスやアイデアを、今までにない手法や新技術を活用し、事前評価からビジネス展開まで、ワンストップで実施できる場を開設